記   録

■「第7回 若い失語症者のつどい」(東京版)
日 時:2001年4月7日
           12時00分〜16時30分
会 場:東京障害者スポーツセンター & 中央公園
           東京都北区十条台1−2−2


 うららかな春の一日、風に舞う桜吹雪の下、「第7回 若い失語症者のつどい」東京版が行なわれました。桜の花もつどいの開催を待ってくれたようです。
   
 集まったのは、失語症者17名(男13名、女4名)、ご家族が9名、(最年少は2才)その他の方が12名の総勢、39名。
 遠方からのご参加は、仙台、札幌からでした。
 初参加の方が、5名も加わり、よりにぎやかなつどいとなりました。

 当日のプログラムは、
1.自己紹介(氏名、年齢、障害を負った時期、後遺症、近況など)
2.観桜会
 司会は、Oさんでした。
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「第7回つどい」によせて
              〜桜に思う〜

  しばらくぶりの東京の「つどい」です。お元気でしたか?2月には若い失語症者と遠藤先生を始めとするSTが 北海道・オホーツク海岸の旅行をしてまいりました。やはり同様の障害をお持ちの方々との”再会”の旅でした。
再開とは言うものの、首都圏からも北海道からも初参加が多く喜ばしかったです。そのときの首都圏のメンバーが今ここに集まっていることもまた、喜ばしい限りです。

 「若い失語症者のつどい」は全国に埋もれた、”宝”(若い失語症者)を”発掘”し”収集”する期間だとお考えください。
 まさに今回は宝の山です。

 本日の会は、顔合わせの後、観桜会を予定しております。(少し、盛りは過ぎましたが)
 「”観桜会”って”花見”でしょ。何でそんなしちめんどうくさい名前にするわけ?」という言葉が聞こえてきます。 格好をつけたものではなく、ましてやこの文章に載せるから気取ってつづったものでもありません。ここで辞書を検索してみましょう。「見」・・「目立つこと、目に留まること」  「観」・・「多くを並べて見比べること」(「漢字源」1995年学習研究社)。 どうやら精神活動と密接な係わり合いがあればこそ私は”観”を使用したかったのです。
私たちは人、者、関係などを”観”じなくなりません。ただ、”見ている”だけではいけないのです。 この障害が、精神的、内面的な輝きを増すチャンスになればと、散り行く桜を眺めながらそう感じるのです。
            (呼びかけ人 林 健二郎)

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